こんにちは!歌手&動画クリエイターの相良夏美です。
今回は、今井美樹さんの「PIECE OF MY WISH」をcoverした時に感じた、時代ごとの響きについて書いていきます。
音楽にも、時代ごとのトレンドってありますよね…!
それでは、いってみよー!
響き多めの昭和~平成初期
昭和~平成初期の曲って、「洞窟やお風呂の中で歌っているような響き」をたくさん感じませんか…?
DTM用語ですと「リバーブ」といって、音同士を溶け込ませたり空間に広がりを持たせるために使用されるエフェクトです。
昭和~平成初期の曲は、この響きが今の曲に比べて多めに使用されていることが特徴です。
だから、この曲のイントロのような「ふわっ」とした響きを聴くと懐かしさが込み上げて来るのですね。
リバーブにも流行がある
しかし、平成も中盤に差し掛かると音楽トレンドも変化してゆきます。
リバーブをタイトに抑えた曲が流行り、ロックバンドブームなども手伝って、ぼわぼわ響く系のエフェクトは控えめになってゆきます。
リバーブのブーム再び
しかーし!!
今はブームの過渡期のようで、リバーブのブームが音楽業界に戻ってきました!
「流行は繰り返す」なんて言いますが、音楽にも同じことが言えるのでしょうか。
ちょっと昔のような、空間を感じる演出をしている曲が増えてきましたね。
ホラ、今を時めくVaundy様も懐かしリバーブを使用していますっ!
コロナ禍のあたりがターニングポイントになった、なんて音楽MIXの師匠はおっしゃっていました。
MIXでも懐かしさを感じてほしい
私は普段自分の歌った曲のMIXをする際、リバーブは複数種類を掛け合わせて、かなりしっかり目にかけるようにしています。
「ピアノ×歌」のアコースティックな編成であることが多いことや、自分の声をより良く引き出せるのがそっちの方向だから…という事情もあります。
それ以外にも、リバーブの響きによってちょっと懐かしい気持ちになったらいいな~なんて思ってかけることもありますが、「PIECE OF MY WISH」をMIXした時は特にそう思っておりました!(やっと本題きた)
この曲のイントロのしっとり濡れたようなリバーブが好きでして、これがあることによってその時代らしさが引き立つのではー!!なんて思っています。
いつもより少々マニアックな内容になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!