【出張演奏リポート】知っている曲じゃないと楽しめない…?

さがら

こんにちは!歌手&動画クリエイターの相良夏美です。
先日、長野県佐久市のシニア向け施設出張演奏に行ってまいりました!
聴いたことのないクラシック曲は楽しんでいただけるのか心配でしたが果たして…⁉
それでは、いってみよー!

目次

今回は2回目の訪問

お伺いしたのは、長野県佐久市にあります「FELICE VITA」さんというシニア向け施設です。

毎週日曜日に、施設の利用者さんに向けて1時間ほどのコンサートが開催されています。

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こちらの施設には今年の3月に一度お邪魔しておりまして、今回が2回目の訪問です。

中学1年生の時の音楽の先生が現在は音楽事務所を経営されており、その繋がりがあってお声がけをいただきました。

前回は演歌や懐メロを中心とした、ポップスの歌い方をする曲を中心にプログラムでソロコンサートをさせていただき、一緒に口ずさんでくださる方もいらっしゃってとても楽しい時間でした!

前回の様子。演歌も歌うので着物で伺いました!

カラオケでクラシックという暴挙

前回お伺いしたとき、私の経歴を見たお客様が「今度はクラシックが聴きたいなぁ」と言ってくださったようで、今回はクラシックの曲も取り入れたプログラムを演奏することとなりました。

テンポやタイミングが揺れ動くクラシック声楽曲の演奏には、ピアノの伴奏者さんが必要となり、

事前に「伴奏合わせ」を行ってテンポやタイミングをお伝えして歌に合わせていただく…という工程が必要となるのですが、普段の仕事がなかなか忙しいため、事前に伴奏合わせを行えるスケジュールが取れず…。

そのため、カラオケ伴奏での演奏を行う方向で話がまとまりました。笑

普段はピアニストさんに合わせていただいて歌うクラシックですが、今回は逆にピアノ伴奏に私が合わせることに。

お詳しい方は、これが異例の事態であることが分かるかと思います!笑

しかし、便利なこの世の中。YouTubeには無料で使用できる音源も多々あり、タイミングの合わせ方も曲選び次第でなんとかなりそう…!

クラシックを歌うこと自体もすごく久しぶりでしたが、ちょっと頑張ってみることにいたしました。

6ヶ国語の歌を盛り込みました

プログラムはこんな感じ。

・いのちの名前(「千と千尋の神隠し」より)

・花~全ての人の心に花を~

・You Raise Me Up

・Amaging grace

・Die Forelle(シューベルト)

・Mandoline(フォーレ)

・?De donde venis,amore?(ホアキン・ロドリーゴ)

・Malinconia, Ninfa gentile(ベッリーニ)

・Alma grande e nobil core K.578(モーツァルト)

馴染みやすい日本語の曲からクラシカルクロスオーバーに移り、本格的なクラシックへ移行する流れ。

日本語の曲もポップスながら、クラシックのアプローチが出来るような曲を選びました。

それぞれの言語としては、

・日本語

・英語

・ドイツ語

・フランス語

・スペイン語

・イタリア語

と、6ヶ国語の曲を楽しめるプログラムにしました!

大学時代、大学外で師事していた師匠の影響もあって、

私は1つの言語を極めるタイプではなく、色々な言語の曲に挑戦するタイプでした。

クラシックがお好きなお客様も多く、クラシック声楽の奏者さんも度々演奏されると聞いていましたので、

折角なら他の方が演奏しないようなマイナーな曲も含めて楽しんでほしい!

なんて思いもあったりしますが、果たしてそれがどう出るか…⁉

あれ、前回より…⁉

いざ演奏してみると、前回よりも笑顔の方が多い印象!!

知らない曲だったり、言葉が分からない曲だったりすると敬遠されてしまったりすることもよくあるのですが、

クラシックを聴き慣れている方が大多数だったため、懐メロを歌った前回よりも喜んでくださっている雰囲気がいたしました!(良かった~!!)

対面でのMCは緊張しないタイプ。

演奏者側では「知らない曲ばかりだと退屈してしまうかもしれないから、みんなが知っている曲も入れよう!」といった配慮をよくします。それによって喜んでくださる方も多いので、そういった視点も不可欠だと思います。

しかし、現場によってはその配慮が裏目に出てしまう可能性もあるのね…と、非常に勉強になりました!!

事前にお客様の情報がどれだけ得られるかにもよりますが、誰も知らない聴いたことも無いような曲も思い切って入れてみることも大事だなぁと感じました。

最後は「信濃の国」で〆

歌うことが大好きな方も多いようで、童謡唱歌の「ふるさと」と、長野県歌の「信濃の国」を全員で歌って締めるのが恒例。

我々長野県民はですね、ほとんどの人が県歌を歌うことが出来る民族なのです。

何かの集会などで集まった折、みんなで合唱するのは「信濃の国」。学校でも必ず習います。

歌詞は6番まであり、全て歌うと5~6分はかかるので(長い)

2番or3番まで歌うのが通例かと思います。

久々のクラシック歌唱で燃え尽き、内心燃えカスのような状態になっておりましたが、

皆さん元気に歌ってくださり、逆に私が元気をいただいてしまいました(*^^*)

終始あたたかい雰囲気で、元気をいただいた燃えカス。

やはり対面で歌を届けられるのって素敵だなぁと改めて思いました。

私個人でも何か出来たらいいなぁなんて思ってはいるのですが、どれだけの方にお越しいただけるかまだまだ未知数なので、先ずは色々な方に知っていただく所からですね!

現時点では対面でなくともオンライン配信だったら何か出来そうな気もするので、配信設備の整ったスタジオを探しつつ、計画を練ろうかな…と思っております。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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この記事を書いた人

~懐メロで癒しのひとときをお届けしたい!~
毎月、第一・第三金曜日の20:15より、YouTubeにて昭和~平成の懐メロを中心に「歌ってみた動画」を投稿中。

東京藝術大学にてクラシック声楽を勉強後、なんやかんやで「懐メロ歌手」&「某企業の動画制作担当」として二足の草鞋でお仕事をしています。懐メロパワー、みんなに届けー--っ!!!

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