こんにちは!歌手&動画クリエイターの相良夏美です。
今回は、平井堅さんの「瞳をとじて」について書いていきます。
歌の息継ぎ、すなわち「ブレス」に関する平井堅さんの小噺を入れつつお届けします!それでは、いってみよー!
「瞳をとじて」ヒットの背景
映画「世界の中心で愛を叫ぶ」、略してセカチューの大ヒットにより有名になったこの曲。
私が音楽MIXを教わったDTMの師匠曰く、この曲のヒットにはまた別の背景があるそうな…!
この曲をプロデュースされたのは、超有名プロデューサーである亀田誠治さんです。
私の大好きなバンド、東京事変のベーシストでもあらせられます!
普通の曲であれば、編集作業時に歌の息継ぎ「ブレス」の音のみを小さくして、耳障りにならないようにするのがセオリーなのですが、亀田さんはこの曲の切なさと平井堅さんの歌声の魅力を引き出すため、ブレス音量をわざと上げたそうなんです。
常識を敢えて逸脱することによって生まれた素晴らしい音楽。発想の転換にしびれます。
↓こちらの写真は、私が実際にブレスの音量を小さくする編集をしている画面で、青い部分が音量を落とした部分です。曲やフレーズの表情によって、どのくらい音量を削るか試行錯誤しています!
聴衆は歌い手と一緒に息をする
その昔、私が高校生の頃についていた声楽の師匠が教えてくださったことです。(師匠からの引用が多い…笑)
お客さんはね、歌を聴きながら私達と一緒に息をしているの。ブレスの表情にも気を遣って、歌の世界にお客さんを惹きこんでこそ、いい歌になるのよ!
言われてみれば。私も誰かの歌を聴くときは一緒に息をしている気がします…!
色々な大歌手も「ブレスは大事」とか「ブレスこそ全て」という言葉を残しています。
空気感の共有だけでなく、ブレスの表情が素敵だと次のフレーズがより活きて来るので、生演奏でなく音源でもブレスの空気感があるとより素敵になるように思います!(バラードなら尚更)
発声的にはブレスの音はあまりしない方が良いのですが、表現として効果的なブレス音だったらあった方が絶対グッと来ます!!
わたくし、ブレスが下手くそなので精進したいなあと思うポイントです…!
まとめ
なんだかんだ、もうすぐ2000回再生を達成しそうなこのCover。色々な方に聴いていただいてとっても嬉しいです!
色々こだわりましたが、皆さんにいい音楽が届くことが全てなので、そうなっていればいいな~と思っています。
ほぼ師匠の言葉引用で終わりましたが(笑)ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
(P.S. ラジオ体操のようなブログタイトルですね…。はい、深呼吸~)