こんにちは!歌手&動画クリエイターの相良夏美です。
先日Coverさせていただいた、美空ひばりさんの「川の流れのように」に関連して、祖母の話を書こうと思います。
みなさんは、この曲にどんな想い出がありますか?
パワフルおばあちゃん
私の母方の祖母は、明るくて社交的でたくさんの人に愛された人でした。
幼少期からたくさん可愛がってもらい、大好きなおばあちゃんでしたが、彼女の本当の強さを知ったのは少し大きくなってからでした。
祖母は、結婚式や七五三などの貸衣装屋を運営する会社を一から立ち上げて経営していた女社長でした。
祖父は若くして病気により他界していたので、会社を切り盛りしつつ、女手ひとつで2人の子を育て上げました。
持ち前のバイタリティはもちろんですが、それ以上に周りの人々に感謝を忘れないような謙虚な人柄があってこそ実現したことだったと聞いております。
それがどんなに凄いことであったか幼い私には分かりませんでしたが、今ではその逞しさと人柄に尊敬の念を抱かずにはいられません。
もう随分前に病気で亡くなってしまいましたが、もし今会えるなら質問してみたいことがたくさんあります。
病室にて
祖母が闘病中、病室で一緒に歌を歌いました。
病気がかなり進行しており、寝たきりで会話することもなかなか難しい状態ではありましたが、家族と一緒にお見舞いに行ってみんなで歌を歌うと、かすかに口を動かし、声を出して一緒に歌ってくれたのです。
祖母は「川の流れのように」が大好きだったので、この歌も一緒に歌いました。
元々、音楽や芸術が大好きな祖母だったので、こうしてコミュニケーションが取れたことがとても嬉しかったことを覚えています。
着道楽
祖母は着物が大好きで、数々の着物や帯を遺品として残しました。
あらたまった席で着るような訪問着や色無地、袋帯だけではなく、普段着として着る小紋や紬、名古屋帯まで、「一体、いつ着るんだろう…?」というものも多数ラインナップ。
コンサートや動画で着ている着物は、半分くらいが祖母からのお下がりです。
音楽が好きだった祖母なので、着物がこうして歌と一緒にあることを喜んでいてくれていたら嬉しいです!
スケールでっかく
この歌の歌詞みたいに、人生山あり谷ありを乗り越えて、澄みも濁りも取り込みながらも おおらかに流れる大河のように生きた祖母だったと思っています。
わたしゃそんな人には程遠いですが、でもでも目標にして大らかな人間を目指したいと思っています!笑
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
(P.S.ちなみに、演歌が好きになったきっかけは父方の祖母です!そのお話もまた書きたいなと思っています^^)