悲劇のヒロインじゃ響かない~「逢いたくていま」coverより~

さがら

こんにちは!歌手&動画クリエイターの相良夏美です。
今日はMISIAさんの「逢いたくていま」をcoverした際に感じたことをシェアしたいと思います。
クラシックを歌う機会は減りましたが、声楽の先生から学んだことが今になって活きて来るなぁ…と感じることは多いです。
それでは、いってみよー!

リクエスト頂いたお陰で、新しいチャレンジが出来ました。
目次

歌詞が切なすぎる

大切な人とのお別れを歌った歌。

視聴者さんからリクエストいただいた曲なのですが、その方も大切な方とお別れをされ、その際の想い出の曲だったそうです。

リクエスト頂いた時点でそのことを伺っていましたので、練習段階から編集時まで、ずっと涙が止まりませんでした。

自分の歌を聴きながら泣くってどんなんよ!!!

って思いつつ…(汗)

でも歌詞とリクエストくださった方のご状況が相まって、いつも以上に気持ちの入ったcoverとなりました。

悲劇のヒロインじゃ響かない

歌いつつ思い出したのは、大学時代に師事していた声楽の教授の言葉でした。

悲しい歌を歌うとき、「私は悲しいのよおおおお!!!」と悲劇のヒロインになってしまうと、聴衆は引いていってしまう。

悲しいけれど、その悲しみの上に立って、涙を拭いて凛々しく前を向いて歌う姿に人は心打たれるんだ。

ただ感情をそのまま表現するだけでは届かない。聴衆にどう映るかまで考えて初めて、一流の歌い手になれるのだなぁ…と感銘を受けました。

発声にもチャレンジがありました

想いの面以外にも、チャレンジの多い曲でした。

MISIAさんの曲は、彼女の厚みとパワーのある歌声に合わせた、これまたパワーの必要な曲になっています。

そのため、割と軽く明るめの声質である私が歌いこなすには、少し歌い方を変える必要がありました。

クラシックの歌に似ていますが、深めに喉を開けて鼻腔の響きもしっかり使うことや、いつもよりも少し暗めの響きにすることを意識しました。

私はあまりモノマネをしないタイプの歌い手ですが、今回ばかりは少しMISIAさんの声の要素を取り入れた方が歌いやすかったです!

何より、曲を託していただけて嬉しい!

普段、自分ではなかなか歌わない感じの曲でしたが、リクエスト頂いたことによって新たにチャレンジでき、ほんの少~しですが進歩出来た部分があるのではないか…と思っております。(た ぶ ん)

また、この曲に限らず、大切な曲を「歌ってほしい!」と私に託していただけることが光栄すぎて…。

これは、このチャンネルでやりたいと思っていたことなので、本当に嬉しいです(*^^*)

どんな曲を託されても素敵に歌えるように、まだまだ頑張ります!!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

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この記事を書いた人

~懐メロで癒しのひとときをお届けしたい!~
毎月、第一・第三金曜日の20:15より、YouTubeにて昭和~平成の懐メロを中心に「歌ってみた動画」を投稿中。

東京藝術大学にてクラシック声楽を勉強後、なんやかんやで「懐メロ歌手」&「某企業の動画制作担当」として二足の草鞋でお仕事をしています。懐メロパワー、みんなに届けー--っ!!!

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